リュウグウノツカイのように

深海で悠々と暮らしたい

イマドキの就活生の苦悩について

まえがき

 最近、就職活動をして気づきました。数年前までは、基本情報技術者試験など国家試験や、ゲーム作品を持ってスキルをアピールすれば内定が貰えた会社で、内定が貰えないこと。最近の採用担当者のキーワードはずばり「コミュニケーション」だということ。昨今の就活状況、明らかに変化しています。そのあたりを軽くまとめましょう。

現在の就活は「コミュニケーション」命

 採用担当者や学校の就職相談でもがよく言うキーワードが「コミュニケーション能力」。「コミュニケーション」から、どんな人物像を想像するでしょうか。例えば、友人が沢山で、休日はダチとカラオケ行ってオール!!みたいな陽キャを想像しますか?それとも、サークル活動に明け暮れ、バイトリーダーで店舗の危機を救う姿を想像しますか?

残念ですが、それはコミュニケーション能力を指しません。ただの陽キャ

 コミュニケーションと聞くと、陽キャを想像してしまうかもしれませんが、陽キャ=コミュニケーションではありません。でも、なぜか陽キャを想像してしまう...そこには、陽キャの行動を紐解いてみると理解できるのではないでしょうか?

気の合う友人がいる

 注意しておきたいのは、友人の数は関係ないこと。SNSの文字ベースな友人でもありません。リアル社会で友人ができる、ということは、それなりにコミュニケーション能力が高くないとできません。無理して友人を作り、雰囲気でごまかす方法もありますが、なるべくなら1人でも気の合う友人を持ちましょう。日頃から会話ができる環境がなければ、まず言葉が出ません。声が出ないんです。気の合う友人がいるなら、更にコミュニケーション能力は高いでしょう。1人でいいんです。日頃、会話できる友人をもちましょ。なんだったらボイチャ仲間でも良いです。日頃から「声をだす」ことが重要です。

相手という別ベクトル

 自分ひとりでいると、どうしても考えが一人よがりになってしまい、自分勝手になってしまいます。これでは、面接でも会話がスムーズにいかず、「あれ?会話できてる??」と不信感を抱かれても仕方ありません。だって相手の姿が想像できていないんですから。自分ベースの、自分ペースの会話しかできないんです。これでは残念ながら「コミュニケーション能力」が高いとは言えません。相手がいることを理解しましょ。

自分の意見を伝えられますか?

 最近の学生、自分の意見は否定を恐れてか、あまり言わない傾向にある気がします。特に後輩がそうでした。ご飯食べに行こ?って言っても「先輩が好きなとこで!!」みたいに任せちゃう。たまにはキミの行きたいところでいいんだよ??と言っても困り顔。なんで困るの。でも不思議なことにチャットベースなら言えちゃうのが現代っ子。チャットで言えて、声では言えない・・・チャットと声にどんな違いがあるのか微妙ですが、きっと「声を発する」のがめんどくさいんだと思います。現代っ子だな~。

コミュニケーションを奪った新型コロナ

 新型コロナウイルスの流行により、学校内での会話は著しく制限される風潮で、新型コロナは大事な「コミュニケーションの場」を奪ったように思えます。そのため、新入生は会話のきっかけをつかめず、友人を作れずじまい。学校も歓迎会などの行事を自粛し、せっかく集団学習をしているのに、個々が集まっているだけの集団となってしまいました。それって学校に行く意味ありましたか?最近はネットで学習できる時代。わざわざ、学校に集団教育を受けに行ってるんですから、人脈作れよ!!!と思ってしまうのでした。

面接官と「会話」できますか?

 面接のときにありがちなのは「話す内容」を全て覚えておくこと。自己紹介から長所、短所まで・・・あらゆる質問の文章を暗記し、面接で話す暗記大会。果たして、それはコミュニケーションと言えるのでしょうか?面接では上手く話そうとしてはい け ま せ ん。その完璧な姿で仕事をするのでしょうか?大抵の場合、化けの皮が剥がれて試用期間終了です。

 陽キャが面接に強いのは「ありのままの姿」で会話できるから。普段と同じように会話できるからだと思っています。決してコミュニケーション能力が高いワケでもなく、友人が多いからというワケでもなく、単純に素の姿で話すことで、面接官に「この子はコミュニケーションがきちんと取れるな」と思われるわけです。

 一方で、台本を暗記するタイプは「この子、コミュニケーション取る気あるかな?」と思われてお祈りメール。どんなに間違ってもいいんです。面接で話すキーワードは事前に考えておき、たまにはその場の勢いで文章をつむぎ、話しましょう。きっと普段よりも笑顔で話せていると思います。

コミュニケーションを仰々しく捉えるな

 特にIT系やゲーム系の専門学生は陰のものが多いイメージで、コミュニケーションだの陽キャだのを排除したがる傾向です。自分に自信がないのもありますね。私もそうです。でも、面接は自分を売りに行くわけですから、謎の自信を持たなくてどうするんでしょうか。自信を持っていいんです。学生なんですから、たとえレベルが低くても、誰よりも頑張ったのは自分です。自信もちましょ。

 また、面接試験は場数を踏めば上手くなります。最初は面接練習を、先生や友人、家族やバイト先の人などにお願いしましょう。5回。5回もすれば、面接が上手くなります。すぐに上達させたいなら「雑談形式」の面接練習をお願いするのも手です。「あなたが頑張ったことはなんですか?」という質問形式ではなく、「あ~今日も来てくれてありがとね。暑かったでしょ。エアコンかけるからちょっとまってちょ。あ~涼しいね~~。ところで、なんでうち受けようと思ったの?」みたいな感じ。面接?って感じですが、今の流行りは雑談面接。やっぱりコミュニケーションを重視するんでしょう。

 面接が苦手なら、面接練習というより、面接で話す内容をいっしょに考えてもらうのも手です。自分ひとりでは見つけられなかったお宝キーワードが見つかることでしょう。

 コミュニケーションと聞くと、なんだか壮大なテーマのように感じますが、なんてことはありません。普段の友人や家族に話すように、自分の意見を伝え、相手の話を聞き、それに応じる。当たり前の会話ができればコミュニケーション能力は高いんです。まずは日頃から「話す・聞く・応える」を気にかけてみると、良いと思います。これも立派な面接対策です。

最後に一つ。試験と考えず、面接を楽しもうよ。by就職指導の先生

夏休みに入りましたが、就活生の皆様、きっといいところがあります。めげずに頑張って!!