リュウグウノツカイのように

深海で悠々と暮らしたい

アナログとデジタル

プロローグ

ネットで「そろばんはデジタルだ」という記事を見た。そういえば、アナログとデジタルって、何が違うんだっけな~とネットで改めて調べてみると

身近なアナログとデジタルは「アナログ時計」と「デジタル時計」ですね!
アナログ時計の秒針はいつも動き続けていますが、デジタル時計の秒針は1秒ずつ動いていますよね!

と紹介されている記事がよくある。間違いではないのだが、アナログ時計の説明に違和感を感じてしまったのだ・・・

🌊アナログとは?

Weblio辞書での解説

数値を、長さ・回転角・電流などの連続的に変化する物理量で示すこと。
「アナログ」の意味や使い方 わかりやすく解説 Weblio辞書 (デジタル大辞典)

特に連続的に変化する量ところがポイント。切れ目なく、目盛りや区切り、単位では言い表せないモノが該当するかと。

ココで注意したいのは、本来はアナログなモノでも「人間が単位によって意識的に区切ろうとしている」ものがあること。水は「水道設備」によって自由に区切られ、時間は「時計」によって区切ろうとしている。本来は「切れ目」がないはず。

✋デジタルとは?

こちらもWeblio辞書での解説

《「ディジタル」とも》連続的な量を、段階的に区切って数字で表すこと。
デジタルの意味や定義 わかりやすく解説 Weblio辞書 (デジタル大辞典)

こちらは段階的に区切ってがポイント。段階的に区切る=目盛りや単位などで言い表せるモノが該当。 アナログなモノを区切ることもあれば、元々が「デジタル」な考えで区切るときもある。 また、指を折り数えるという意味から「数値」「整数」などの意味に使われることも。

🕒アナログ時計の説明に違和感

身近なアナログとデジタルは「アナログ時計」と「デジタル時計」ですね!
アナログ時計の秒針はいつも動き続けていますが、デジタル時計の秒針は1秒ずつ動いていますよね!

ふむふむ、そうなんだ~と思い、自室のアナログ時計を見ると・・・アナログ時計の針「コチコチ」と、1秒ずつ秒針、止まっていませんか・・・?止まってますよね!?落ち着こう・・・アナログ時計の秒針をイメージしてみましょう・・・

秒針を見るときは、学校の試験を思い出しますかね・・・最後の一秒まで試験時間を無駄にしたくない!コチコチと秒針が迫る!コチコチと、秒針が1秒ずつ!残り10秒!コチコチと!秒針が一定間隔で動いて、、、、試験終了!!!筆記用具を置いてください!!!

・・・やっぱり、アナログ風なデジタル時計ですよね!?

⌚アナログ時計に種類あり

どうやら、アナログ時計には種類があるようでして・・・下記のサイトが分かりやすい!

① ステップ秒針(“ステップセコンド“と呼ばれていたりもします)

一秒一秒 “チクタク・コチコチ・カチカチ” と進むタイプの秒針です。 このタイプの時計は、秒針の動きが読み取りやすく、正確に時間が知りたい場合やカウントダウン等に向いています。また目に止まりやすいため、電池切れなどで秒針が遅れたり止まったりした場合にも気づきやすいです。

② 連続秒針(“スイープセコンドまたはスイープ秒針“と呼ばれていたりもします)

こちらは秒針がスーッと文字板上をスムーズに動きます。
「時計の秒針の動きについて」ステップ秒針と連続秒針 – ノア精密《公式》MAG時計専門店「NOASHOP」

さらに動画を拝見しますと・・・

www.youtube.com

イメージしていたのはステップ秒針ですね。がっつり、アナログ時計でした。でも「ステップ秒針」は、アナログとして特徴的な「連続的」な動きとは思えません・・・だからこそ!

アナログの例は「スイープ秒針」な時計のイメージで!

もしかすると、家にある時計がすべて「ステップ秒針」なことがあるかも。ならばもう一歩踏み込んで「秒針はどうやって動いている?」から、スイープ秒針のように、区切られることのないモノがアナログであると教えていただきたい。少なくとも「身近にあるモノ=名前がついているモノ」として手っ取り早く「アナログ時計」を列挙すると、混乱してしまうのかなぁ・・・というか混乱しました。
アナログな動きとしては、⌛砂時計⌛の方がイメージしやすく、適任ではないでしょうか・・・

エピローグ

アナログなモノを人間が便利に快適にしようと思って「デジタル」に変えている。極論だが、自然なモノが「アナログ」で、人間が整備したモノが「デジタル」だという認識もできそうである。そうやって考えると、本当にアナログなモノは、この世の中にはあまりないのかもしれない・・・

おまけ:「アナログ風デジタル時計」もあるの?

例えば、こんな時計でしょうかね?

www.youtube.com

その名も「フリップ時計」ですな。パタパタと時を刻むのは、ある意味アナログ(ビンテージ)なイメージですが、がっつり時間を区切っています。液晶がパタパタになっただけですので、デジタル時計の一種です!私の👀は誤魔化せませんよ!

おまけ:この時計はどちらに分類される?

他にもXX時計と名のつくモノありますよね・・・アナログとデジタル、どちらに分類しますか?

砂時計

砂が落ちるのを利用した時計。砂が落ちていく様はアナログなので、アナログ時計と胸を張って説明したいのだが・・・「この砂時計がすべて落ちた時がENDだ!」みたいなシーンや「すべて落ちたらラーメンが食べられる時刻だ!」みたいなシーンを思い浮かべると、砂時計1本分の時間で区切っている気がして、そしたらデジタルに分類されるのかな・・・ 砂時計 | 時計の歴史 |セイコーキッズ

水時計

水が落ちるのを利用した時計。水面の高さや落ちてきた水の量を利用して時を計っていたようす。もし目盛りがあるならデジタル?感覚で「う~ん、このあたりで1時間!」ならアナログ? 歴史 世界の水時計 | 水時計のお話 |セイコーキッズ

日時計

太陽の影を利用した時計。影の近くに区切りがあるから、これはデジタルだと思います! 日時計 | 時計の歴史 |セイコーキッズ

香時計

お香が燃える時間を利用した時計。線が1本が燃える時間で数えていた=単位があるから、デジタル?? 燃焼時計 | 時計の歴史 |セイコーキッズ

世の中いろいろな時計がありますが、それらを解説するセイコーキッズ様のサイトは大変勉強になりました。